2017年01月09日

鬼の霍乱

昨晩はなんだか背筋がゾクゾクして、9時前に布団に入った。
そのままなんと12時間ちかくも雨音を聞きながらウトウトし、
流石に寝るのにも飽きて9時過ぎにリビングへ。

ドアを開けると、受験を目前に控えた小6の娘が部屋の隅で机に向かっていた。
本番は朝が早いので5時に起きて勉強をしてるのだという。
自分が彼女の父親なのか、いささか自信を失った。

どうにもだるさが消えないので、試しに体温計を脇に挟んでみる。
簡易測定の体温計が10秒後に示したのは38度1分。
5分計で計り直してみたが、確かにそのくらいあるらしい。

鬼の霍乱である。

熱があるのを幸いと、ベッドを出たり入ったりしながら、
完全に無為な時間を過ごすことにする。
贅沢な休日となった。

午後3時頃、ようやく雨が上がり薄日がさして路面が乾いてきた。
再び検温してみるとまだ38度以上をキープしていたが、
ほんの少しだけ、916スパイダーを転がすことにする。

首にきっちりとマフラーを巻きダウンにくるまって、熱を帯びた身体を運転席に滑り込ませる。
ロックのかかったステアリングをわずかに動かしつつイグニッションを捻れば、
ツインスパークは一発で目を覚まし、乾いたリズムを奏で始める。

昨年末、お台場の某正規ディーラーでの12ヶ月点検を奢ってきた916は、
極めて優れた体調であるはず。
ドライバーの風邪が染らないように祈るばかりだ。

気温もさして低くないので、アイドリングも2分30秒ほど。
水温計が動くのも待たず、クラッチをつなぎ少し大きめにアクセルを開く。

タンポポの種が貼りついた幌も閉めたまま、
近所をほんの10キロ程度のドライブではあったが、
ステアリングやシフトレバーと対話をしながらの時間は、またとない思い出となった。


38度以上の発熱をした状態で916スパイダーを運転したことある人って、
世界に何人いるだろうか?

posted by いつかはシャマル at 15:52| Comment(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月31日

こころのハンガーノック

今年の大晦日は快晴であった。

まだ暖かなうちに15キロほどランニングをしてきたのだが、
たかだか10キロほど走ったところで、胃のあたりに力が入らなくなってきた。
軽いハンガーノックのような状態である。
帰宅してシャワーを浴びて体重計に乗ってみると、最近ではミニマムに近い状況だったので、
単に朝からの摂取カロリーが不足していたのであろう。

それで思いついたことがある。

最近、こころがなにやらハンガーノック状態なのである。
Wikipediaによれば、英語ではハンガーノックのことを、
Hitting the wall と言うらしい。
じゃあハンガーノックって何語なんだ? というツッコミはこの際放置するとして、
この表現はよりしっくり来る気がする。

新しい年を迎えるわけだが、
年頭に当たって、ノルマの達成目標もなければ、出世の野望もない、
TOEICの目標スコアもなければ、ビジネススクールに行く予定ももちろんない、
フルマラソンの目標タイムもなければ、完走を狙いたいロングトレイルもない、
行きたい南国のリゾートもなければ、特別欲しいクルマもない、
欲望がなくなったわけではないのだが、まさに周りが壁に閉ざされている感覚なのだ。

今年でちょうど40歳代の半ばに達する自分。

30まではなにも考えず、ただ若さだけで生きてきた。
30から数年前までは、若くなくなりつつある自分に気づき、
最後の抵抗を試みた10数年間だった気がする。
結局、他人に迷惑をかけるばかりで、何一つ成し遂げることもなくここまで来たが、
これまでの人生に悔いはない。
その時々、それなりに精一杯生きてきたし。

そんな風に振り返ってみると、まがりなりにもいままではあったエネルギーのようなものが、
自分の中で枯渇しているように感じられるのである。

今年最後の消えゆく夕日を眺めながら、そんなことを考える大晦日である。


先日無事に(?)12検を終えた916スパイダー
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posted by いつかはシャマル at 16:52| Comment(0) | ランニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月22日

やれば出来る

最近,ひどく足が遅くなった.
ランニングに出ても,身体が重くて,足が前に出ない.
15キロ程度のランニングでも,
1キロ5分台はおろか,6分をオーバーすることすらある.

もう,歳なのだろうか,と思う.


日曜日の昨日は,午後になって雲が出てきたので,3時半過ぎに走りに出た.
この時間に走れるとは,夏も終わりが近い.

少しペースを上げてみようと,最初から少し気合いを入れてみる.
おそらく,いきなり心拍数160/分というぐらいの負荷.

1キロラップを告げる電子音を聞き,手首のSUUNTOを覗くと,目に入った数字は5'25.
おいおい,これでキロ5分もキープできていないのかよ.

さらにペースを上げる.

坂道を下ったところで2キロの電子音,目に入った数字は10'20.
5分は切ったか…

そのまま,主観的には9割方の力を出して走ってみた.

1キロ走るごとに,次はもっと詰めよう,もっと詰めようとあえぎながら身体に鞭を入れる.

12キロの段階でトータル56分台まで詰めることが出来た.
1キロ平均が約4'40.これでフルマラソンを走り切れればサブスリーも夢ではないペース.

15キロ走ろうと思っていたので,最後は近所の公園を周回して終わろう.

公園に駆け込むと,
管理のおじさんが「5時閉門だよ!」と抱きつかんばかりにして止めようとしてきた.
「正門から出ますから!」
「わかった,頑張って!」

時計を見ると4時53分.
正門まではせいぜい500メートル,頑張らなくても間に合いますよ(笑)

正門を駆け抜けたところで,SUUNTOが13キロを告げる.
トータル60'40.1キロ4'40をキープ.

公園を出てすぐの階段を上ったら,もういっぱいいっぱいだったので
この日のランは終了とした.


でもさ,やればまだ出来るじゃん,俺.

昨年来の相棒,比叡山トレイルにも付き合わせたSUUNTO AMBIT2 は
残念ながらストラップが切れかけてるし,
新しい相棒でも手に入れるかな…

posted by いつかはシャマル at 13:17| Comment(0) | ランニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月14日

蝉しぐれ

休日の朝、洗濯物を干しながらカナカナの声を聴く。
ふと、蝉はどうして鳴くのだろう、という問いが脳裏に浮かんだ。

リビングに戻り、小学6年の娘に問えば、
「生きた証を遺したいんじゃないの。聴く人の心にね。」と言ったきり、
こちらに背を向けて問題に取り組んでいる。
中学受験国語のやりすぎである。

仕方ないので独り、蝉の歌を作ってみた。

セミーセミーなぜ鳴くの?
みんなに聴いて欲しいから。
セミーセミーなぜ鳴くの?
生きた証を遺すため。
セミーセミーなぜ鳴くの?
知るかうるせえ、蝉だからだよ!

短気な蝉である。

昼は割引券を手に入れた妻の提案により、
家族そろってチェーンのラーメン店を訪れる。
私は、味噌ラーメンと餃子に生ビールをいただいた。
娘も、中華そばを肴にオレンジジュースを嬉しそうに飲んでいた。

午後5時過ぎ、近所の公園にてジョギング。
つい数日前の熱気を帯びた夕刻の空気とはうって変わって、
そこには、秋を感じる風があった。

まるで秋を前に生き急ぐかのように鳴き比べる蝉たち。
ジジジジジジ・・・
ミーンミンーンミーン・・・
カナカナカナカナ・・・
ツクツクボーシツクツクボーシ・・・

蝉にもカラオケバトルで前人未到の11冠を達成する者もあるのだろうし、
鳴こうとして鳴き方の分からぬまま、短い一生を終える者もあるのだろう。
しかし、蝉はみな鳴くのだ。

ジョギングコースが木々の生い茂る場所にさしかかれば、
聞こえてくるのは、まさに蝉しぐれ。
渾然一体となった声の中を駆け抜ける。

その時、ふと気付いた。
公園の周回路に小川から釣り上げたザリガニを並べて喜ぶDQNっぽい家族も、
心の中で悪態をつきつつ、一人、ザリガニを避けて走る私も、
その脇の芝生で幼子とのかくれんぼを愉しむ仲睦まじく映る3世代の家族も、
みな、この蝉しぐれの中にあるのだ。

帰宅してシャワーを浴び、
缶ビールを片手に、一人テレビのナイトゲームに向かう私の背中に、
娘が一言「蝉が鳴くのはさ、蝉だからだよね。」と声をかけた・・・


としたら出来過ぎであろうか。
posted by いつかはシャマル at 00:07| Comment(0) | ランニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月13日

916-S2Bのスロットルポジションセンサー

あれから2年を経て、
いまは2001年式のアルファスパイダーを所有している。

登録から15年余り、購入時の走行距離1.2万キロという代物なのだが、
昨年末に手に入れて約3か月で、突然アイドリングストップ機能が付加された。

要するに、信号待ちなどでアクセルオフになると
そのまま回転が下がってエンジンが停止してしまうのである。

いま流行りの、IoTによる車の仕様変更かとも思ったのだが、
FCAがレクサスを差し置いてそんな機能を導入したとは、
先日のジュネーブモーターショーでもアナウンスはなかったと記憶している。

念のため購入もとの某ディーラーに入庫して確認してもらったところ、
スロットルポジションセンサーの故障とのこと。
詳細を問うと、当該部品は製造中止で手に入らないとのこと。

おいおい。ほんの3か月前にこのクルマ売っといて、そりゃないっしょ。

個人的にも各所に問い合わせたのだが、
残念ながら色よい返事は得られなかったが…
ディーラーセールス氏のご尽力の結果、
言わずと知れた、ガレイタ(ガレージイタリア)様にて、
該当純正部品をご用意いただける運びとなった。

わがスパイダーが復活するのは、
はやくてゴールデンウィーク開けと踏んでいるが、
さて、どうなりますかね(^^)
posted by いつかはシャマル at 00:31| Comment(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする