2018年01月14日

あれから1年

今日も抜けるような青空が広がり、
昼過ぎのランでは半袖にランパンでもほとんど寒さを感じることもなかった。

1年前の今日もたしか天気は良かったけれど、
昼過ぎには小雪が舞ったことをはっきりと記憶している。
1月14日は埼玉県内の某私立女子中学校の入学試験日。
昨年は俄か信心を起こしてこの学校近くの神社に参ったときに初雪に遭遇したのだった。
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それから、試験を終えた娘たちを迎える親の列に並んだ。
自信ありげな子らにまじって、意気消沈して歩いてくる娘…

そんな娘もいまは都内の女子中学校に通い、
吹奏楽部でトランペットを吹いたりしながら毎日を楽しんでいる。
今日はなんと、父親に誕生日プレゼントをくれた。
小さな紅茶のティーバッグとハンカチのセットを有料ラッピングにくるんで。
学校の帰りに、こっそりと駅ビルで買ってきてくれていたものらしい。
1年間という時間は、子供にはとてつもなく大きな変化をもたらすもののようだ。

それにひきかえ、おめおめと46年間を生きてきた自分はどうだろうか。
1年前と比べて、ただただ1年分歳をとって老朽化した、それだけのような気がする。

ランニングの後、昼下がりの陽射しを浴びつつ座椅子に寄りかかり、
17年と少し前のカーマガジン誌の頁を繰る。
やっぱり良いよなぁ、ビトルボ…

一つため息をついて、雑誌を床に置いたところで、部屋から娘が出てきた。
チラと雑誌に目をやって一言、
「まぁだ、「死んでもマセラティ」なの?」

うむ。

確かにいまは、ビトルボマセラティごときのために死んでるわけにはいかないね。
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本日のラン、12:05スタート、15.46km,1:10'56@4'35.(七草)
昨日のラン、 9:47スタート、15.75km,1:13'00@4'38.(七草)
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2018年01月08日

We are fighter.

先週金曜日、仕事始めの朝。
始業10分前になったので、会社近くのいつもの喫茶店で重い腰をあげる。
鞄の肩紐を持ち上げると、片側の金具のナスカンがするっと抜け、
鞄が宙ぶらりんになってしまった。

金属疲労である。
もう5年は使っているから仕方あるまい。
しかし、肩紐が使えないとなると案外不便だ。

修理しようかどうしようか、などとブツブツ言っていたら、
今朝になって、娘がお台場に遊びに出かけた後、
おもむろに嫁さんがアウトレットに行こうと言い出した。

常磐道から圏央道を東に辿り、大仏の背中側を通り過ぎる。
ほどなくして、インターチェンジ側の小さなアウトレットモールに到着。

50%OFF×30%OFFの、鞄と財布とベルトを選ぶ。
レジに並ぶと、嫁さんが「プレゼントするよ。」と一言。
え、マジっすか。確かにあと数日で誕生日は来るけど。
「あ、そうだったね。忘れてた。」
ハイハイ、ありがとうございます。

お互い、勤務先の性質は全く違えど宮仕えの身。
先方は一度も勤め先を変えていないが、我慢のない当方は3社目である。
明日からも大人しく通うようにとのエール(?)と受け止めて、ご厚意に甘えることにした。

嫁さんがワコールの店をのぞいている間にベンチでメールをチェックしていると、
友人からのメールに、
その友人の身近な人が大腸癌を患い、
術後1年で肝転移が見つかり、また手術をした云々という話が書かれていた。
その人は自分達と同年代で高校生の息子さんがいるという…

そう、癌と戦いながら仕事を続けている人のことも最近ではよく耳にする。
未だ健康な自分が弱音を吐くなど100年早い。
しかも、そんな意気地のないことでもし癌に罹患でもしたら、どうやってその後の人生を全うするのだ。

カーマガジンという自動車雑誌に長年イラストを寄稿しているBowさんというイラストレーターがある。
今年の同誌2月号に、彼が癌に罹患したよしと、それにあたって、彼が実は身近に癌と闘病中、あるいはこれを克服した人が意外にも多いこと。
そして、彼自身が癌と闘う決意を伝えるメッセージが掲載されていた。

Bowさん曰く、We are GAN fighter.We will win.
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誰もが癌に罹患する可能性はある。
気がついていないだけかもしれないし。

別に無用な恐怖心を煽る意図など毛頭ない、すべからくわれわれはFighterなのだ。


中1の娘が、ご機嫌でミッキーマウスの縫いぐるみを抱えて帰還した。
珍しく問わず語りで、ゲームセンターで苦労して手に入れたことを興奮気味に話す。
良かったねぇ…で、幾らかかったの?

3千円、あと300円。

両親は少なくともあと10年と少しは闘い続けねばならないのである。
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2018年01月07日

少年易老学難成

昨晩また深酒をしてしまい、今朝は10時前にようやく意識が戻った。
明日は雨の予報で走れないかもしれないので、
のろのろと起き上がり、走りに出る。

爽やかな青空には、ところどころ刷毛で引いたような薄い雲が広がっている。
なんと青空とは気持ちが良いものだろう…
今年に入って、最も陽射しが暖かく感じられた。

銀杏並木もすっかり葉を落として裸ん坊だけれど、
はやくも、そこはかとなく木々の芽吹きが伝わって来る。

しばらく行くと、交通規制に出くわした。

そうか、今日1月7日は地元の「七草マラソン」であった。
マラソンと言っても10キロのレース。
最近のスピードではそんな距離の短い大会に出ても面白くもないので、
すっかり忘れていた。

コースを迂回しつつ走ると、
時折レース中のランナー達が視界に入る。
警察官やボランティア、多くの人々の手によって作られた舞台を走らせてもらうというのは、
やはり良いものだな、と感じる。

しかし、もう新年を迎えてはや1週間が過ぎたのか…

ふと、子供のころ母親に再三聞かされた、さる漢詩を思い出した。

少年易老学難成 (少年老い易く学成り難し)
一寸光陰不可軽 (一寸の光陰軽んずべからず)
未覚池塘春草夢 (未だ覚めず池塘春草の夢)
階前梧葉已秋聲 (階前の梧葉すでに秋声)

関西吟詩文化協会のサイトを参照。)

いやいや、恥ずかしながら最後の「秋聲」は、てっきり「終生」だと思っていたけれど…
当たらずとも遠からずかもしれない。

本日のラン、10:09スタート、17.43km,1:35'01,@5'27(七草変則)
posted by いつかはシャマル at 19:29| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

国民栄誉賞

土曜日の午前中、かかりつけの内科医院に向かう。
愁訴は左側の背中から肩にかけての慢性痛。

実際に筋膜の癒着があることは鍼灸院のエコーで確認済みであるし、
眼精疲労などの要因も思いつくにせよ、会社に行くと悪くなるという代物。
不定愁訴と片付けられても仕方がないのだが、
この先生は複数の漢方薬とノイロトロピンという処方をしてくれる。

出社前にこのセットを服用すると、
気持ちが落ち着いて行く気になる、といういわば依存状態なので、
ヤクが切れたら受診せざるを得ない。
先生の思う壺である。

医院に向かう電車の中で新聞を開くと、
羽生・井山両七冠の国民栄誉賞が決まったというニュースが大きく扱われていた。

国民栄誉賞とは、内閣総理大臣が
「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、
その栄誉を讃える」(国民栄誉賞表彰規程) ものらしい。

イチロー選手が複数回にわたり固辞しているとも聞くが、
抜群の知力と胆力で勝負の世界を制するお二人は、
内閣総理大臣ごときに讃えられることを果たして名誉と思っているのだろうか?

新聞には、両氏の謙虚さ、知力はもちろんのことその体力と、
失敗した際の気持ちの切り替えの早さを讃えたのち、このような記述があった。
「2人がすごいのは…将棋、囲碁の普及拡大のため、広告塔としての役割を積極的に果たそうとしていることだ。…そして今、2人が1番望んでいるのは、国民栄誉賞をきっかけに将棋人口、囲碁人口が増えていくことだろう。」(日経、2018.1.6付朝刊、文化欄)

なるほど。
自身が天命と見据えた目標に近づくためには、利用できるものは利用する貪欲さ。
今生きている現実を最重視する現実主義的な側面を、強く感じた。

盤面の勝負師というと、大山康晴にせよ中原誠にせよ、
その茫洋としたキャラクターで今年の正月番組を賑わせた加藤一二三にせよ、
どこか刹那的な印象があったが、
お2人は、彼らとはちょっと趣を異にするようだ。


先生の顔を見て、いつものヤク1月分をリュックに詰め、
ランシャツ短パン姿になって、千葉県白井市の医院から帰宅ラン。
まだ大谷君が居るかもしれない鎌ヶ谷市のファイターズスタジアム前を経由して帰宅した。
大谷君にも、時の政権がその浮揚を狙って、
国民栄誉賞を授与しようとする時が来るのだろうか。

出典は不明なのだが、ネットを検索していたら羽生善治の名言としてこんなものを見つけた。

人生の中で目指しているものが
はっきりしている人は
いくつになってもエネルギーがある。


焦燥感を禁じ得ない。

本日のラン、12:05スタート、18.74km,1:35'02,@5'04(白井、鎌ヶ谷、市川)






posted by いつかはシャマル at 19:33| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

秋のロビーコンサート

昨夕,都内・北区某所の病院ロビーにて小さなコンサートが催された.

出演は精神科医にしてピアニスト・作曲家,東邦音大准教授の馬場存(あきら)先生.
そして今回は,同大教授のバイオリニスト,宮野陽子先生とのデュオもあった.

この病院は, 350床弱を誇り,2次救急も担う地域の中核病院なのだが,
そのロビーには立派なグランドピアノが鎮座している.
まさにそのロビー,患者さんが会計などを待つロビーで,
様々な演奏家がコンサートを重ねて,もう百数十回に及ぶという.

馬場先生は年に2回,もう10年以上演奏を続けていらっしゃるそう.
私がお邪魔するのも,もう5回目になるだろうか.

開始10分ほど前に,ロビーに入ると,
なにやら幹事役の先生と一緒に,馬場先生が動き回って準備をされていた.
相変わらず,先生らしくない先生である.

演奏を目的にロビーのソファに腰を下ろしている人は10人ほどだったか.
少しいつもより寂しい印象ではあった.

予定時刻より数分遅れて,いつもの笑顔で,馬場先生がマイクを握ってお話しを始められた.
後で,バイオリンの宮野先生が自己紹介をされたときにも思ったのだが,
とにかく,ひとかどの人物というのはマイペースである.

なかなか演奏が始まらない(笑)

そもそも,病院というのは忙しい人々と,大変な人々だけが集まる場所である.
実際,演奏中もロビー横の扉が頻繁に開閉され,
調剤室の薬剤師さんが忙しそうに出入りしたり,
私の目の前の入院受付窓口では,
少しだけ認知症の入ったお母さんに,娘さんが思わず大きな声を出してしまったり・・・

仕事上,病院にはしばしばお邪魔するのだけれど,
それこそ,みなさんの「お邪魔」にならないように,私はいつも小さくなっているのだ.

でも,先生方は本当に自然体である.

病院のロビーでのコンサート.
素晴らしい試みだけれど,
必ずしも病院全体が諸手を挙げて,それを賞賛しているわけではないと思う.

そんなことは百も承知で,
集まった人々に,自然体のまま,自身最高の演奏を届ける.

それがプロフェッショナルなのだろう.

そんなことを思いつつ,
窓の隙間から見える雲を見上げながら,素敵な演奏を拝聴した.
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posted by いつかはシャマル at 17:25| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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