2017年08月19日

権藤、権藤、雨、権藤

阪神タイガース、本日のデーゲームはナゴヤドームでの中日戦。
たまたま名古屋に出張した7月29日には、ふと思いついてこのカードを観戦したのだが、
メッセンジャーの好投を、俊介と福留の一発が援護して快勝したのだった。

今日のタイガース先発は2年目の青柳。

放送局はJ−SPORTSで、この場合、中日サイドに立った制作になるようである。
しかし、今日は冒頭から何やら雰囲気が違う。
解説者のコメントに、特に中日に肩入れしたような言葉が少ないのだ。
まずマウンドに立つのは阪神の青柳なので、当然と言えば当然なのだが、
その阪神・青柳に関する客観的なコメントが続く。
要するに、投げる球に力はあるけれど、ノーコン、なのだそうである。

誰だろう、このおじさん…
その後の紹介で、あの元中日投手の権藤博さんとわかった。

普段は、ほぼ「消音」ボタンを押してテレビ観戦するのだが、
今日はその飾り気のないコメントにしばしば笑いを誘われつつゲームセットまで観続けてしまった。

7対1と阪神のリードで迎えた8回裏、
四球から招いた2死1,2塁のピンチでマウンドに内野手が集まると、
「今ねぇ、マウンドじゃ点差があるんだから真ん中に放れ、とか言ってるんでしょうけど、
 それは言われても無理なんですよね。できたらその前にストライク取ってますから。」

9回表に阪神が中谷の犠牲フライで駄目押しの1点を取ると、
「いやでもね、変にファウルで粘られるくらいならアウトが増えてよかったですよ。
 守ってる野手は長引くより良いですからね。」

もっと面白いコメントもあったのだが、忘れてしまった。

権藤さんと言えば、権藤・権藤・雨・権藤の権藤さんである。
1961年のルーキーイヤーには、
ダブルヘッダーでの阪神戦で挙げた1日での2勝、
を含む35勝を記録して各賞を総なめにした。

ご本人もインタビューで、
「(戦争帰りの指導者による厳しさが残っていた)そういう時代だったんですよ」
とおっしゃっているが、
「そういう時代」の人の話は、やはり面白い。

江本しかり、坂東しかり、田渕(はどうかな?)である。

その権藤さんが、
アナウンサーに藤浪の話題を振られた際に、
あれはとにかくスケールの違う逸材だから、
なんとか立ち直って欲しいと言葉少なに語っていた。

ファンとしても祈るばかりである。




posted by いつかはシャマル at 22:26| Comment(0) | 阪神タイガース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

大瀬良大地

昨日、8月16日、京セラドームで行われた阪神広島戦。
先発の大黒柱メッセンジャーを、10日の巨人戦における腓骨骨折で欠くタイガースベンチは、
制球難に苦しみ、2軍で調整していた藤浪晋太郎を復帰登板させた。

2回表、先頭打者を内野ゴロに打ち取ったのち、打席に迎えたのは投手・大瀬良。
何球目だったかの記憶は定かではないが、
藤浪はその左肩にすっぽ抜けのボールを当ててしまう。

右手で肩をおさえ、うずくまる大瀬良…

あちゃー

しかし、ほどなく大瀬良は、大丈夫! と言うように
帽子を取る藤浪に向かって軽く片手を上げつつ、笑顔で立ち上がったのだ。

不肖私、この瞬間、大瀬良ファンになりました。

一旦ベンチに下がり、グラウンドに戻ってきた大瀬良は、
無事を装うかのように小走りに1塁ベースに向かう。今度はマウンドには一瞥もくれずに。

逆に、この人、人が良すぎて勝負の世界ではどうなんだろう、とも感じたけれど。

大瀬良大地 1991年生まれの26歳。
藤浪晋太郎 1994年生まれの23歳。

藤浪もとんでもない高校生が現れたと思っていたら、もう5年目のシーズンだったのか…

若き二人が、ともに不動のエースとなり、
投げ合い続けてくれることを切に望む。
posted by いつかはシャマル at 23:35| Comment(0) | 阪神タイガース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする